メジャーメーカーのサービスマニュアル、メンテナンスマニュアル作成経験が豊富です。
基本的なサービスマニュアルの内容を説明いたします。
製品の修理等に必要な情報を掲載するマニュアルですが、一般に下記のような内容構造です。
- 回路図
能動部品(ICやトランジスタ、ダイオードなど)と受動部品(抵抗やコンデンサ、スイッチなど)が、どのように接続されるか、図形と線によって表現されているもの。 - 基板図
(プリント基板) 基板とは、ほぼ例外なく、プリント基板のことです。プリント基板とは、絶縁体の板に銅箔を敷き、LSIや抵抗などの部品で電子回路を構成したもの。 - 部品表
電子部品などの、使用部品を管理するために個々にコード(部品番号)が付けられています。メーカーにより独特のコード化が行われますが、それらをリスト化したものが部品表となります。 - 調整
製品の故障や機能が低下した場合などに、専門のサービス担当者が行う修理作業の一部。
機構関係では、可動部分がスムースに動くように改善し、回路関係ではプログラム通り問題なく電子回路が働くようにします。このような作業を行うための方法やチェックやなどが記述されている部分です。
現在では製品自体がある程度自己診断機能を持っていますので、その結果を基点として修理作業を行います。 - 外し方、組立て方
製品の分解や組立てを行う際の情報を記載します。ネジの外す順番やケーブルの外し方や取り付け方のノウハウ、注意点などの情報をまとめた部分です。ネジ類の使用場所やサイズなどの情報も記載されています。 - 分解図(アイソメトリック図法によるイラスト)
製品を全て分解し立体的イラストで表現したもの。
機構設計CADデータからの作成が多くなってきました。 - 回路説明
電子回路の働を説明した部分です。通常信号の流れに従って説明します。 - ブロックダイアグラム
電子回路を主な働き別にボックス化して、全体の概略を表現した部分。 - その他 トラブルシューティング、自己診断モード、機構説明、動作原理…etc.
上記内容を全て取扱い、体系化し1つのサービスマニュアルを作成します。ゼロスタートで新製品のマニュアル等の作成経験が豊富です。設計開発部門などのかなり機密度が高い情報を取り扱います。
電気電子関係の専門と機構関係の専門がそれぞれ担当いたしますので、製品の内容を深く理解する事ができ、的確に対処する事ができます。
また、基板図や回路図に関しては、CADデータからEPS変換して編集します。